相手を惹きつける〜二面性の自己開示〜
街中での声掛けにおいて、ある一定のリズムで話すことは、相手にリラックスしており余裕のある印象を与える。
しかしそれは相手によっては”慣れ”を生じさせる
”慣れ”は”飽き”である。
飽きられると、その瞬間から女の子の意識はこちらから離れている
どうやってこの人から離れようかと思い始める。
”飽き”が始まるスピードはとても早い・・・
特に、第一印象で良いイメージを与えている場合、人はすぐに飽きてしまう
または、とつぜん話してきた人に良い印象を持ってしまった自分に立ち返っているのかもしれない
上がってしまうと、あとは下がるしかないというわけだ
話しかけて、初めは笑顔になってくれ会話が始まったのに、だんだんと女の子の顔つきが変化しなくなって何を言っても無視され、どうしたら良いのかわからなくなることはないだろうか
そういう時、君は”飽きられた”と思って良い
例えばこんな感じだ
1、少しけだるそうだが、リラックスした雰囲気で声をかける「こんばんはー」
2、女の子は無反応だがこちらを意識している。こちらが何を言うか、耳を澄ましている。
3、リズムを崩さずに話を続ける「その服ひらひらしてて、金魚みたいやん」
4、女の子は少し笑う。こちらに余裕があることを認識する。こちらを魅力的に感じる。心地よくなる。
5、リズムを崩さずに話を続ける「もしかして人間の姿に変身した金魚?どう?金魚鉢の外は」
6、女の子、また笑うがすでにこのリズムに慣れている。慣れたことで笑った瞬間自分が感じている心地よさに気づく。現状を客観的に見つめる。初対面の見ず知らずの人が心地よさを感じさせてくることに警戒心を抱く。体を固める。
7、「探してたわ!早く帰ろう金魚鉢の中に!肺呼吸出来んやろ」
8、女の子、笑いそうになるが固まった体で「急いでるんで」と一言いい、足を早める。
9、引き止めようとするが何を言っても反応しない。
これを防ぐには、どうしたら良いのだろう?
今の僕ができる回答は、”飽き”が始まる瞬間に”二面性の自己開示”を行うことがそれを防ぐ方法だと思っている
二面性の自己開示とは、第一印象で与えた印象とは対照的なイメージを相手に伝えることだ
人は、人の二面性を見た時にその人に対して強い親近感を覚える
例えばこんな感じだ
頭をまっさらにして、想像してみてほしい
1「江頭2:50は、股間に手を入れて突き出すという下品な芸をしている」
・・・・・これではただの、下品な人である
では、1のイメージを忘れて次の文を読んでほしい
2「江頭2:50は、東北で地震が起きた際にトラックに日用品を詰めて被災地へ向かった」
・・・・・良い人なんだなと思う。でも、それだけである
では、これを忘れて次の文を読んでほしい
3「江頭2:50は普段は股間に手を入れて突き出すという下品な芸をしているけど、震災が起きた時にはトラックに日用品を積んで被災地に向かった」
なんだか、スッと江頭2:50という人間が自分の中に入ってくる感覚がしないだろうか?
人は他人の二面性を認識すると、その人を自分の中に入れて共感することができるようになる
つまり、意図的に二面性を見せることで君という存在を女の子に中に入れてしまい、完全に警戒を解いてしまうということだ
例えばこんな感じだ
1、少しけだるそうだが、リラックスした雰囲気で声をかける「こんばんはー」
2、女の子は無反応だがこちらを意識している。こちらが何を言うか、耳を澄ましている。
3、リズムを崩さずに話を続ける「その服ひらひらしてて、金魚みたいやん」
4、女の子は少し笑う。こちらに余裕があることを認識する。こちらを魅力的に感じる。心地よくなる。
5、急に声色を変える。女の子の一歩前に出でディズニー映画に出てくるおじいさんの執事のようなイメージで「金魚姫!探しておりましたぞ!さあさあこちらへ!」と言ってカフェを差しながら跪く
6、女の子、笑う。「リラックスして落ち着いているが、演技によってこちらを全力で楽しませてこようともする面白い人」という二面性を女の子が認識する。また見えているものが急激に変化することで意識がトランス状態(意識が中に向いた状態)に入るため、自分を客観的に見つめられなくなり、断る理由が見つからず「少しだったらいいですよ」と笑いながら答える
げんじつはこんなに上手くはいかないだろうが、イメージとしてはこういう感じだ。
このような急激に自分の態度を変化するテクニックは、リスクを感じたり、それを乗り越えるために痛みを伴うかも知れない
しかし、その痛みを乗り越えてこそ手に入るものもあるということだ。